Planarのちょっと濃い話
ヤシカ/コンタックス(Y/C)用のプラナー1.4/50mmには,
解像度に関して,当たりはずれがあるらしい。

そもそもY/Cのレンズには,シャッター速度優先・プログラム露出に対応した「MM」レンズと,
対応していないレンズ(「AE」と呼ばれる)がある。

MMは平均して品質がいいかわりに,びっくりするくらい凄いレンズというものはなく,
AEはバラつきが多めで,当たりを引くと凄いらしい。
それも,初期のものほど素晴らしいというハナシ。

プラナー1.4/50の製造番号でいうと,最初の2ケタが58と59で始まるもの,
なかでも581と582の中に,いいものがあるとか,
583と584もよい出来なのだとか,
かなり細かい。

それはなんでもレンズのガラス・エレメントの違いらしく,その違いは重さを量るとわかるらしい。
ちなみに64ぐらい以降は,内部の塗装や構造にも違いが出てくるのだそうだ。
(レンズの設計自体に変化はない)

先日手に入れたものは,番号が60で始まっていて,内部構造は58や59と変わらない。
では写りはどうなのか…
気にはなるが,比較する材料はない。

とりあえずこないだの梅をピクセル等倍で見てみると…

Planarのちょっと濃い話_d0123171_16382848.jpg

Planar 50mm F1.4,
Canon EOS 20D.

絞り開放でこれならば,きっと当たりなのだ
…と思っておく方が,平和というものだろう。

それにしても,かなりマニアックな話ではあります(^^;
by lin_gon | 2008-03-01 16:49 | Planar


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