FL55/1.2 on Lumix G1
キヤノン一眼レフの出発は,1959年のキヤノンフレックスとRレンズ。
これは不発だったらしいが,64年のFXとFLレンズを経て,
71年のF-1&FDレンズで,ニコンに並ぶ位置を勝ちとり,
その後79年に,それまでのスピゴット式を改めてバヨネットのNew FDレンズとなる。

R,FL,FD,New FDまでは,マウントに互換性があった。
口径47.9mm,フランジバック42mm。
1987年,AF化にともない新たにつくられたEFマウントは,
口径こそ50mmと大きいものの,フランジバックは44mmとかえって長くなり,
これで互換性は完全に絶たれ,FDマウントは死んだのであった。

そのおかげでFDマウントレンズの中古は,
デジタル時代の下,まともなマウントアダプターもなく,超安値で推移していた。
(唯一FDよりフランジバックが短かったデジイチにフォーサーズがあったが,
FDレンズの絞り機構の関係でアダプターは作れなかったらしい。
なお,無限遠が出ないアダプターや補正レンズ入りのアダプターは,勘定に入れていない)

その「死んだマウント」に再び息を吹き込んだのが,マイクロフォーサーズと宮本製作所。
20mmを切る短いフランジバックを利用して,FD用のマウントアダプターがつくられたのである。
苦節30年・・・捨てられたマウントに今再び,光が当たったのであった(・・・感涙T_T)。

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FD用ならば,当然FLレンズにも使える。
というわけで,FL 55mm F1.2をG1に装着して撮ってみた。
(クリックすると大きくなります)
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1968年発売のこの大口径レンズ,5群7枚のうち
「4枚の新種ガラスの適切な光学系配置により高次の球面収差、像面湾曲を十分に除去」
したというだけあって,F2.8まで絞ればかなりシャープではあるものの,
せっかくだからぜひ開放1.2で,残存諸収差のやわらかな味わいを楽しむべきでありましょう^^ゞ

Canon FL 55mm F1.2,
Lumix G1.
by lin_gon | 2009-01-21 03:23 | Canon


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